ジルコン

 

多彩な色と強い輝き

 
緑色、青色、黄色、橙色と多彩な色を持つ宝石。
 
名前の由来はアラビア語の「zarkun:朱色」もしくは、ペルシャ語の「zargun:金色」からきているのではと考えられています。
 
ジルコンの持つ色を見てみると、朱色も金色も名前の由来としてはどちらも可能性があるのではと思います。
 

ダイヤモンドと同じ輝き?

 
 
ジルコンは、なんとダイヤモンドと同じくらいの屈折率と光沢をもつ宝石です。
 
宝石の光沢は「ガラス光沢」や「輝くガラス光沢」という風に表されます。
研磨されたルビーなどは「輝くガラス光沢」を持つ宝石です。
 
さらに上の光沢に「金剛光沢」という金剛石のような光沢があります。
 
そう「金剛石=ダイヤモンド」の光沢の事です。
 
そしてジルコンは、ダイヤモンド以外でこの金剛光沢を持つ数少ない宝石の1つです。
 
ダイヤモンドと同じくらいの輝きがあるジルコン。
 
そのためダイヤモンドの代替石として昔から使われていました。
 

キュービックジルコニア ≠ ジルコン

 
最近有名なキュービックジルコニアは工場で作られる模造ダイヤモンドです。
 
ジルコンとは名前が似ていますが、まったく違う石です。
 
ジルコンは天然で産出されるれっきとした宝石です。
 
それだけでなく、ジルコンは44億年前に形成された地球上で最古の鉱物といわれています。
 

メタミクト化

 
実はジルコンにはウランやトリウムという放射性元素の存在が観察されます。
 
少量なので、普段身に着けたりする程度では人間への影響は無いので心配しないで下さい。
 
放射性元素の存在のため時間の経過とともに結晶構造が変化し多様な色や性質を持つ宝石です。
 
放射性元素の影響で宝石の性質が変化する事をメタクミクト化と呼んでいます。
 
メタミクト化する前はダイヤモンドと同じくらいの輝きを持つ石。
 
メタミクト化してしまうと輝きが少し落ちてしまいます。
 
ダイヤモンドのような永遠の輝きではないんですね・・・。
 
ただ輝きが少し落ちるといっても、非常に強い輝きを持つ宝石です。
 
それだけでなくダイヤモンドと違い様々な色を楽しめる石でもあります。
 
地球最古の鉱物でありダイヤモンドに匹敵する輝きを持つジルコンの美しさを楽しんでいただければと思います。
 
 

産地

スリランカ、インド、ミャンマー