琥珀(こはく)amber(アンバー)

○琥珀(こはく)とは

 琥珀は木の樹脂が化石になって出来た宝石です。
 
 基本的には、1,500万年以上前の樹脂が化石化したものが琥珀と呼ばれます。
 世界ではバルト海沿岸やドミニカが琥珀の一大産地として有名です。
 
 

○ミャンマー産のこはく(バーマイト)

 
ミャンマー産の琥珀は赤味がかった色をしており、歴史が古く、他の琥珀に比べて硬く貴重です。
 
そのため特別に バーマイト(Burmite)=ビルマの石 とも呼ばれています。
 
産出量が少ないため、市場でも非常に稀少な宝石となります。
なぜなら、世界に出回っているボルネオ産やバルト海産の琥珀は2000万年~4000万年前の樹脂からできています。
ところが、ミャンマー産の琥珀は 約1億年前 の後期白亜紀の時代のものと言われています。
 
約1億年前というのは、恐竜が地上を闊歩していた時代・・・。
 
インドとアジア大陸が陸続きになったのが 4,000万年前
ヒマラヤ山脈が出来たのが 2,500万年前
 
 
そう・・・ヒマラヤ山脈よりもはるか昔の樹脂からできた化石なのです。
 
 

○琥珀、amber、エレクトロン、電気?

 
琥珀とは古代中国では「琥魄」と書かれて「虎の魂」が土の中で石になったものと考えられました。
 
 虎の生息する山深い土の中から発見される黄色の宝石。
 いわれてみれば、透明で黄色の琥珀は「虎の魂」のように見えます。
 
Amberとはアラビア語で竜涎香(りゅうぜんこう)のanbarが語源となっています。
 
 anbarとはマッコウクジラの胆石で貴重な香料として珍重されている香料です。
 海岸に打上げられる石で燃やすとよい香りがする事から、同じ名前にされたようです。
 
・古代ギリシャでは琥珀を「エレクトロンelektron」と呼んでいました。
 
琥珀をこすった時に埃などを引き付ける力を発見。
その力は琥珀のような力という事で「エレクトロシスelectricus」と名付けられました。
静電気の事です。そして、それが人類が発見した初めての電気と言われています。
 
英語で電気とは electricity と言うようになりました。
 
 

○こはくのお手入れ方法

琥珀は樹脂なので傷みやすい宝石です。
長く美しさを楽しむためにも日頃のお手入れは大事です。
 
一言でいうと
「使用したらティッシュなどで軽く拭いて直射日光の当たらない場所へ保管してください。」
 
具体的には
・洗剤、香水、化粧品などでは成分によっては溶ける事があるため触れさせない。
・ぬるめの水で洗浄し柔らかい布で拭く。洗剤はNG。
・宝石の中では硬度2.5と非常に柔らかいのでキズがつきやすいので
 他の宝石やチェーンなどでキズつかないように保管する。
・長時間の直射日光で変色する事があるので日影で保管。
 
日頃のちょっとしたお手入れで少しでもキレイな状態で長く楽しんで頂ければと思います。